よっしーの少量多品種で楽しむ家庭菜園

少量多品種栽培5年目の家庭菜園ブログです。 色々な品種、栽培方法に積極的チャレンジしていきます!

家庭菜園初心者からの少量多品種栽培~コンパニオンプランツを活用しよう!~

 

家庭菜園初心者から少量多品種栽培を楽しむ

家庭菜園を始める場合、最初はキュウリやトマト、ナスなど基本的な野菜からスタートする場合が多いと思います。そして、うまく生育し、収穫できると自分が愛情をこめて育てた採れたての野菜のおいしさに驚き、感動する方が多いと思います。

それくらい、自分で育てた野菜は特別感があり、また採れたてならではのおいしさは格別なものがあります。

 

そうすると、二年目、三年目になると徐々に慣れてきて、種や苗を買うときもついつい色んな種類に目がいってしまいます。ただ、そこでちょっと難しそうだな~とか、場所が狭いんだよなと思って、新しい品種へのチャレンジをあきらめてしまうのは、とてももったいないです!

 

私が家庭菜園のテーマにしている『少量多品種栽培』ですが、ぜひ初心者の内からたくさんの種類の野菜たちにチャレンジしてみることをおすすめします!

 

それには以下のような理由があります。

 

① 色々な作物、品種にチャレンジすることにより、さらに家庭菜園が楽しくなる!

② 家庭菜園の経験値が大幅にアップする!

③ 失敗したときのリスク分散ができる!

④ 子供の食育や学習にもなる!

 

①については、やはり作物、品種毎に生育状況が異なり、一喜一憂することも多いですが、その分無事に収穫できた時の感動も大きく、感動する機会も作物の分だけ増えるので、楽しさも倍増し、さらに家庭菜園が好きになります!

 

②については、農作物の栽培は基本的に1年に1回の経験しかできませんが、

『少量多品種栽培』では、同じ作物の違う品種や、同じ科の作物、全然別の科の作物などそれぞれの特性に合わせて栽培しますので、1年間でも非常に多くの実戦経験が積めます。数十種類の作物についての栽培方法を調べていく中でも非常に多くの知識が習得できるので、脱初心者も早まると思います!

 

③は結構大事だと思っていることですが、数種類の野菜しか栽培しなかった場合、例えば、トマトとナスは同じナス科ですが、病気などにかかってどちらも共倒れになってしまった場合、楽しみが激減してしまいます。

でも、数十種類の作物を栽培していれば、確かに何種類か病気などでうまく栽培出来なくても、まだ他にたくさん成功できるチャンスが残されていますので、少しの失敗があっても十分家庭菜園を楽しむことができます!

 

④は、お子さんがいる家庭の場合、作物が少しずつ成長し、どのように花が咲いて、実がなって、収穫できるのかを実体験として経験することができます。また、植え付けや収穫などを手伝ってもらい、自分で収穫した野菜を食べることによって、今まで食べられなかった野菜が食べられるようになったりします。(うちの娘は昨年、家庭菜園のおかげでトウモロコシが食べられるようになりました!)

 

今年の栽培予定 (2020/6/8修正版)

さて、『少量多品種栽培』を実践してますと偉そうに言っていますが、どれくらいの品目・品種を植えるかというと、今年の予定は以下のとおりとなっています。

・ニンニク

・玉ねぎ(初挑戦)

・イチゴ

・ブルーベリー

・ソラマメ(初挑戦)

・ジャガイモ(5品種)

・里芋

・ショウガ(初挑戦)

・サツマイモ(2~3品種)

・トウモロコシ(2品種)

・枝豆(黒豆含めて3品種)

・絹サヤ(初挑戦)

スナップエンドウ(初挑戦)

・サニーレタス・サンチュ(初挑戦)

芽キャベツ(初挑戦)

・茎ブロッコリー

・春菊

・ほうれん草

・大玉トマト

・中玉トマト

ミニトマト

・キュウリ

・ナス

・ピーマン

・パプリカ

伏見とうがらし

万願寺とうがらし

・鷹の爪

・ゴーヤ

・バターナッツ(初挑戦)

・ミニかぼちゃ

・ズッキーニ(初挑戦)

・大玉スイカ(2品種)

・小玉スイカ(3品種)

・メロン(4品種)

・オクラ

・九条ネギ

・アスパラ

ミョウガ

パッションフルーツ(2品種)

・大根

・人参

・小カブ

ラディッシュ

・サラダゴボウ(初挑戦)

・白菜

・落花生

・月桂樹(ローリエ)(初挑戦)

・バジル

・シソ

・セージ

レモンバーム

イタリアンパセリ

・タイム

・スープセロリ(初挑戦)

パクチー(初挑戦)

ルッコラ(初挑戦)

・ビーツ(初挑戦)

ルバーブ(初挑戦)

・長芋(初挑戦)

・モロヘイヤ(初挑戦)

ツルムラサキ(初挑戦)

アシタバ(初挑戦)

・畑わさび(初挑戦)

・アボカド(初挑戦)

・レモン(初挑戦)

デコポン(初挑戦)

 

抜けがありそうですが、ざっとこんな感じです!

 

少量多品種栽培とコンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは

 さて、少量多品種栽培を実践するにあたって、ただ品種がいっぱいで楽しいなという訳にはいきません。

それぞれを、いつ、どこに植えるか、作物同士の相性は問題ないか、前作、後作に問題はないかなど考えなければならない点も多くあります。 

 

そこで、組み合わせを考えるにあたって非常に強力な武器になるのが、

コンパニオンプランツです。

 

 

コンパニオンプランツとは・・・

・ 近くで育てると相性が良く、そのどちらか又は両方にメリットのある植物

 

 

主な効果としては、以下が挙げられます。

① 病気予防

② 害虫忌避

③ 生育促進

 

例えば、根の張る深さが違うため、一緒に植えても競合しなかったり、

害虫が嫌いな臭い成分などによって、一緒に植えていると害虫が寄り付かなかったり、

日光を好むものの陰になるように、日光が苦手な植物を植えたりなどメリットは様々です。

 

上記以外にも、一つの畝に複数の植物を植えることにより、畝を効率的に有効利用することが可能です。

 

私の場合、同じ畝だけではなく、隣や近くの畝にコンパニオンプランツをなるべく配置するようにしています。また、前作、後作もなるべく相性が良いものを選定するようにしています。

 

コンパニオンプランツ実施例

私がこの二年間で実施した例は以下のとおりです。

① トマト × バジル

 ・・・バジルの香りによるアブラムシ等の害虫忌避効果

 

② ナス × ダイコン

 ・・・ナスの周りのスペースの有効利用。ナスの葉による大根生育初期の日よけ

 

③ カボチャ × トウモロコシ

 ・・・空間の有効活用(カボチャが横に広がり、トウモロコシが縦に伸びる)

 

④ 春菊 × ダイコン(ブロッコリーなどアブラナ科

 ・・・春菊の香りでモンシロチョウなどの害虫忌避

 

⑤ タマネギ × ソラマメ

 ・・・栽培期間が同じでソラマメの立枯病などの病気を防ぐ

 

⑥ イチゴ × ニンニク

 ・・・イチゴの病気予防。ニンニクは万能のコンパニオンプランツ

 

⑦ ダイコン × ニンジン

 ・・・お互いの害虫を忌避。畝の有効活用

 

 

ちなみに、私がコンパニオンプランツで参考にしている書籍は以下のとおりです。

 


 

 

 

著者が木嶋利男先生ですので、非常に充実した内容となっています。

見やすいイラストでわかりやすく、初心者にも安心ですよ。

 

試してみたいコンパニオンプランツ

 

さて、今年から新たに試してみたいコンパニオンプランツもありますので、

ご紹介します。

 

① トマト × 落花生(1株実施中)

 ・・・根粒菌の働きによりトマトの生育促進。落花生がマルチ代わりとなる。

 

 

② ウリ科 × ネギ(実施中)

 ※ウリ科はスイカ、メロン、キュウリ、カボチャなど

 ・・・ネギによる土壌病原菌減少による病気予防

 

③ トウモロコシ × ツルありインゲン又はエンドウ(実施中)

 ・・・トウモロコシが支柱代わり。お互いの害虫を忌避

 

④ トウモロコシ × 枝豆(実施予定)

 ・・・トウモロコシの追肥が不要になる。お互いの害虫を忌避

 

 

⑤ 里芋 × ショウガ(実施中)

 ・・・里芋がショウガの日よけになる。お互いの収量がアップ

 

1点だけ、注意してほしいのは、害虫忌避に関しては、農薬ほどの強さはないので、

過剰な期待は禁物です。気持ち害虫が少なくなったかな程度と考えていた方が無難です。

 

私の場合は、畝の有効活用の方が意味合いが大きいです。

家庭菜園において、大きな問題である『場所』を有効活用し、たくさんの品種を栽培できるメリットは非常に大きいと思います!

私はとにかく、畝の隙間を見つけたら、色んな作物をコンパニオンプランツとして、混植を試しています。

 

 

まだ他にもたくさんコンパニオンプランツの例はありますので、自分が栽培したい作物について、コンパニオンプランツを調べてみると良いですよ!

 

 

yossinoen.info