スギナ茶から学ぶ。家庭菜園の価値を使い倒すということ
スギナ茶から学ぶ。家庭菜園の価値を使い倒すということ
今回の概要
毎年、除草に苦労させられる最強の雑草であるスギナ。これまでは、敵視してなんとか根絶させてやろうと躍起になっていました。しかし、このスギナはスギナ茶として飲めるらしく、しかも栄養価も高く、古来より生薬として重宝されてきたとか。これは、スギナ茶を作ってみるしかない!!
ということで、早速スギナ茶の仕込みをしました。庭に出て10分で採取完了です。今の時期集めるのはめちゃめちゃ簡単でした。きれいに洗って、異物を取り除いたら、乾燥用のネットに入れて、小屋の中につるして完了です。
今までは迷惑な雑草でしかなかったスギナが価値あるものに変わる。これってすごいことだと思いました。家庭菜園(農業)には、まだまだ捨てている価値、眠っている価値、生み出せる価値があるのではないか、『もっと家庭菜園の価値を使い倒せるのではないか』と考えさせられました。
今回の内容
家庭菜園における代表的な雑草であるスギナ
家庭菜園とスギナとの戦い
どうも、よっしーです!
家庭菜園を始めて、三年目となりますが、1年目に荒れ放題だった家の庭を開墾した時からのお付き合いであるのが、最強の雑草の一つであるスギナです。
徐々に土質が良くなってきて、減ってきているとはいえ、至る所から毎年生えてきます。もちろん、昨年開墾した畑の方にもわんさか生えてきています。除草剤は使いたくないので、取れども取れども、きりが無いので途中から除草をあきらめたくなる程です。毎年、スギナと戦って少しずつ戦力を減らしていって、いつか根絶させてやろうという作戦のもとに戦い続けています。
スギナとは?つくしはスギナの一部!?
そもそもスギナとはなんなんでしょう?
スギナは、シダ植物で、トクサ科トクサ属の一種とのこと。
春に見かけるつくし。つくしと言われればさほど悪いイメージは湧かない方も多いと思いますが、実はつくしは、スギナの一部(胞子茎)であり、スギナが増えるために胞子を飛ばすための器官でもあります。
スギナは、地下茎という地中の茎を伸ばして繁茂し、地上で良く見かけるのは栄養茎と呼ばれるもので光合成を担っているようです。
スギナ茶を作ってみよう!
スギナ茶とは?スギナってお茶になるの?
そんな、厄介な雑草のスギナですが、実はお茶にして飲めるらしいです。
しかも、かなり栄養価が高いのだとか。
カルシウムが、ホウレンソウの155倍らしいです。
というか、普通にお茶として売っていますね!
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また、古来より生薬として重宝されているようです。
これは、気になる!!飲んでみたい!!
スギナ茶を仕込みました!
という訳でさっそくスギナ茶を仕込むことにしました。
原料は、心配しなくても家の庭にも畑にもしっかりあります。
雨が降る中、すぐに採取しに行きました。
以下がスギナを採取(除草?)した範囲です。
庭のすみっこの範囲だけで、10分程度でこれだけ集まりました!
今の時期、スギナの採取は本当に簡単です。すぐできます。
洗ってきれいにしてからざるに入れると、お茶の原料らしく見えてきました!
入念に洗って、他の雑草など異物をきれいに除去したところで、乾燥用のネットに入れて、小屋の中で乾燥させます。
乾燥出来たら、試飲してみますね。雑草の印象しかないので、ちょっとドキドキですね。試飲の結果は、またブログで報告します!
スギナ茶から考える家庭菜園の価値を使い倒すということ
今回のスギナ茶は、Twitterか他のブログで見かけたと思うのですが(どこで見たか忘れてすいません)、普段、雑草、しかも強敵の雑草として敵視して除草しているスギナが価値のあるものに変わるって、すごくないか?と思いました。
マイナスの要素がプラスの要素に代わる、しかもタダな上に、採取すると家庭菜園の除草になる。『家庭菜園と言う限られた空間の価値を最大限に使い倒す』ヒントになるのではないかと感じました。
この『価値を使い倒す』という考えは、仕事で先進的な取り組みをしている施設(農業とは関係ないです)に視察に行ったときに、その先進的な取り組みを立ち上げた担当者の方が使っていた言葉です。
地域資源や個人的な資源にしても『価値を使い倒す』ということを考え抜いて、徹底して行動していけば、現在よりも何倍もの価値を引き出したり、生み出したりすることが出来るのではないかと思っています。
雑草の例で言うと、今回のスギナ茶だけでなく、タンポポの根もお茶になるそうです。(これは聞いたことがありました)
たんぽぽも毎年、必ず生えてきます。タンポポ茶、タンポポコーヒー(私はコーヒー大好きです)も気になるので作ってみたいです。
ちょっと、話がそれましたが、家庭菜園(農業)を行っていく上でも、
捨てている価値が無いか?
眠っている価値が無いか?
生み出せる価値が無いか?
のように『庭菜園の価値を使い倒して』、今よりもっとずっと楽しんでいきたい、
そして、チャンスがあれば面白いことをして、地域を盛り上げていければと思っています。まだ道のりは遠いですが。