よっしーの少量多品種で楽しむ家庭菜園

少量多品種栽培5年目の家庭菜園ブログです。 色々な品種、栽培方法に積極的チャレンジしていきます!

スギナ入りぼかし肥完成!家庭菜園でぼかし肥を作ろう!

スギナ入りぼかし肥完成!家庭菜園でぼかし肥を作ろう!

今日の概要

先週末に、スギナ入りぼかし肥が完成しました!完成まで9日間。春先に仕込んだ時よりは発酵開始が早く、2日後の朝には、50℃以上に温度が上昇していました。発酵による温度上昇は全部で3回ほど起こりましたが、その間にどんどん臭いは強くなっていき、アンモニア臭もなかなかな状況になってしまいました。それでも、最終的には臭いも落ち着き、温度上昇もおさまり、無事にスギナ入りぼかし肥が完成しました!

以下の写真で、完成したスギナ入りぼかし肥が真っ黒になっているのは、途中で脱臭に効果があるかもと思い、もみ殻燻炭を追加投入したためです。ちなみに脱臭にはあまり効果はありませんでした(^^;

今後は、完成したスギナ入りぼかし肥と前回作った自家製ぼかし肥で比較実験など出来たら良いなと思っています! 

完成したスギナ入りぼかし肥

完成したスギナ入りぼかし肥

今日の内容

 

 

スギナ入りぼかし肥のレシピ

どうも、よっしーです!

先週末にスギナ入りぼかし肥がようやく完成しましたので、完成までの道のりを報告したいと思います。

 

スギナ入りぼかし肥のレシピは過去の記事で紹介していますので、参考にしてくだささい!

レシピの配合は、油粕1kg、スギナ300g、骨粉肥料150gに種菌として以前作ったぼかし肥を一握り入れて、水約1Lと良く混ぜ合わせて仕込みました!

 

yossinoen.info

 

 

yossinoen.info

 

 スギナ入りぼかし肥の仕込み時の状態

スギナ入りぼかし肥仕込み時の状態

スギナ入りぼかし肥仕込み時の状態

すぐに発酵開始!順調と思いきや、強烈な臭いが。

ぼかし肥を仕込んでから、すぐに発酵が開始し、翌日には40℃弱まで温度が上昇し、さらに翌日の朝には温度計の50℃を超えていました。

スギナ入りぼかし肥2日後の状況

スギナ入りぼかし肥2日後の状況

そして、二日後の夕方には、このように表面で菌糸が目視できる状態まで発酵が進んでいました。

スギナ入りぼかし肥二日後の夕方の状況

スギナ入りぼかし肥二日後の夕方の状況

 

ここで、ちょっと発酵臭が強いのと、水分が若干多めに感じたため、赤玉土を少し追加し、水分調整を試みました。

スギナ入りぼかし肥に赤玉土を投入

スギナ入りぼかし肥に赤玉土を投入

この後、温度が50℃以上に達してから、一度30℃程度まで低下し、また50℃以上に上昇するという家庭を経ながら、どんどん臭いが強くなっていきました。そして、少しずつアンモニア臭も強くなっていきました(^^;

 

臭いが強くなっていき、ちょっと小屋の中に置いておくのが厳しい状況になり、天気が良かったため、小屋の外に置くことにしました。

外においても若干臭いが漂っているような感じがしたため、もみ殻燻炭を150g(スコップで3杯程度)投入し、脱臭効果を狙いました。

若干、レシピの組成が変わってしまうけど、仕方なしです。

スギナ入りぼかし肥にもみ殻燻炭を投入

スギナ入りぼかし肥にもみ殻燻炭を投入

上の写真の時点では、また温度低下していますが、この後再び、50℃以上となりました。そして、臭いはまだ強いままです。そこまで脱臭効果はありませんでした。

途中で、木酢液も少し加えてみましたが、臭いは変わらずです(T_T)

 

一週間ほど経過して、温度上昇はある程度、落ち着いてきましたが、かき混ぜるとアンモニア臭が漂います。一緒のこと暑い昼間に広げて、アンモニアを飛ばしてしまおう!と思ったのですが、窒素が飛んで行ってしまうことに気づき、黒マルチをかけて、もう少しだけ発酵を続けることにしました。

 

すると、発酵も終盤だったためか、先週の日曜日(仕込んでから9日目)には、アンモニア臭もかき混ぜると少し臭う程度まで収まりました。そのため、この段階で、ぼかし肥を日中に広げて、天日乾燥させることで、アンモニア臭がほとんどなくなりました。

日没後には温度も常温程度となったため、スギナ入りぼかし肥が完成したと判断しました!

 

完成後のスギナ入りぼかし肥。燻炭の影響で真っ黒です(^^;

スギナ入りぼかし肥 完成後

スギナ入りぼかし肥 完成後

ちなみに、これが自家製ぼかし肥の人生で第2号となりました!

 

やっと完成!そして反省点を整理

春先のぼかし肥初挑戦の時は、外気温が低温&水分が少なすぎたのか、なかなか発酵が始まらず苦労しましたが、臭いにはほとんど苦労しませんでした。

この時は、米ぬかが主原料でしたが、米ぬかの方が窒素比率が低いため、臭いの原因となるアンモニアの発生が油粕に比べ少なかったのかもしれません。外気温の影響も大きい可能性があります。

 

そして、今回は以下のような反省点がありますので、次回は反省点を生かせればと思います。

 

・ はじめから水分調整しやすいように、もみ殻燻炭なども加えておけば良かった。水分は最初控えめにし、温度上昇具合を見ながら調整しても良かったかもしれない。

 

・ 前回は段ボール箱に新聞紙を敷いたため吸湿性があったが、今回は発泡スチロールにそのまま仕込んだため、底の方の水分量がやや多くなってしまい、臭いが強くなってしまった可能性がある。

 

・ 暑い時期の仕込みは、臭気に注意と覚悟が必要。都会なら苦情が出たかも。

 

 

何はともあれ、腐ったりせず、無事にスギナ入りぼかし肥が完成して良かったです!

 

あとは、せっかく作ったので、スギナ入りの効果を見たいところですが、前回作成したものもあるので、どうせなら何かのタイミングで効果を比較出来たら良いなと思っています。今後、比較実験できれば行いたいと思います!