よっしーの少量多品種で楽しむ家庭菜園

少量多品種栽培5年目の家庭菜園ブログです。 色々な品種、栽培方法に積極的チャレンジしていきます!

家庭菜園でのジャガイモ栽培(まとめ)

 

家庭菜園におけるジャガイモ栽培について、まとめ記事を書いてみました。

 

 

今回の内容

 

 

ジャガイモ栽培について

家庭菜園でのジャガイモ栽培の評価(個人的な見解)

① 難易度(5段階) ☆☆

② 楽しさ(5段階) ☆☆☆☆

③ おすすめ度(5段階) ☆☆☆☆☆

 

ジャガイモ栽培は、家庭菜園初心者でも取り組みやすく、収穫の際のわくわく感、子どもと一緒に楽しめる他、最近では品種も非常に多く、料理にも活用しやすいなど家庭菜園を満喫できる作物だと思いますので、非常におすすめです。

 

また、私が住んでいるような降雪地域では、雪解けとともに植え付けのスタートを最初切る作物でもあります。

 

ジャガイモの品種について

我が家で栽培した品種は以下のとおりです。

簡単にそれぞれの特徴を書いておきます。

 

・ キタアカリ ・・・ポピュラーな品種で収量も良いです。

・ メークイン ・・・男爵と並ぶ二大品種の一つ。大きさのバラツキがある。

・ インカのめざめ・・・味は抜群!全体的に小さなイモが多く、収量は少ない。

・ シャドークイーン・・・中まできれいな紫色!収量、味、栄養も良くおすすめ!

・ ノーザンルビー・・・中まできれいな赤紫色!収量はやや少なめ。

 

シャドークイーンの収穫

シャドークイーンの収穫

 

家庭菜園では、メジャーなメークインや男爵も良いですが、ちょっと変わった品種を栽培してみるのもおすすめです。

我が家では、キタアカリがメインですが、シャドークイーン、インカのめざめもレギュラーとして栽培する予定です。

 

栽培方法について

① 通常栽培

 通常栽培では、植え付け時には、畝を立てて、畝の中央部分にくぼみを付け、ジャガイモと肥料を交互に置いていき、最後に土を被せます。主な管理は芽かきと土寄せです。芽が出揃ってきたら、大きめの芽2~3本残して芽かきを行います。芽かきの際に1回目の土寄せを行い、草丈が30㎝程度に育ったら、2回目の土寄せを行います。土寄せの際には生育が良くなるように追肥を施します。土寄せをすることによって、ジャガイモの緑化を防ぐことができます。

 

② (浅植え)マルチ栽培

 マルチ栽培の場合、私は黒マルチを使用し、超浅植え(種イモを少し土に押し込む程度)で行っています。芽かきは行いますが、土寄せ、追肥は基本的に行いません。イモがマルチの隙間から見える場合は、緑化防止のため軽く土をかけます。マルチの購入や植え付け時のマルチ張りの手間はありますが、植え付け後は放置でき、雨天が続いてもイモが腐りにくいため、天候に左右されにくいメリットがあります。

ただ、高温には弱いので、本格的な暑さがやってくる前の早めの収穫が必要ですが、マルチの保温効果により、生育は通常栽培よりも早いため私の場合は問題ありませんでした。

 

ちなみに、私はこの2つの栽培方法を比較してみましたが、収穫はマルチ栽培の方が早く、収量(重量)はほとんど変わりませんでした。ただ、イモの大きさはマルチ栽培の方がやや大きいものが多かったです。

私の場合は、長雨や収穫前の雨天もあまり問題にならないことから、基本的にマルチ栽培を採用することとしています。 

 

ジャガイモの栽培(右:マルチ栽培、左:通常栽培)

ジャガイモの栽培(右:マルチ栽培、左:通常栽培)

 

 

 ジャガイモの植え付け準備(土づくりと種イモの準備)

ジャガイモの栽培を始めるにあたり、植え付け前の作業として、土づくりと種イモの準備を行います。

 

土づくり

ジャガイモは植え付ける際に肥料をあげるため、事前に肥料を土に混ぜ込む必要はありません。ただ、やや酸性土壌(pH5.5~6.0程度)で栽培しますので、pH6.0以上ある場合は、植え付けの1~2週間前に石灰をまいて、土を耕しておきます。

pHがおおむね生育適性である場合は、植え付け時に耕うんしても良いと思います(家庭菜園の場合は、作業可能な天気や時間が限られるため)。私は準備する時間が取れない場合は、そうしています。

 

種イモの準備

植え付けの1週間くらい前に日光に当て、芽出しを行います。芽出しをしていなくても芽が出てしまっている種イモも多いですが、芽の緑化の意味もあるようです。

種イモが大きい場合は、60~80g程度になるように縦方向に切ります。天気がうまくかみ合えば、切り口を乾かしますが、私の場合は、植え付け直前に切り、切り口にジャガイモシリカをまぶし、植え付けします。ちなみに、種イモに余裕がある場合は、面倒なので少しくらい種イモが大きくても、切らずにそのまま植えてしまっています(そうすると切り口の処理は気にしなくてよいので)。

 

 

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 植え付け

 植え付けは、通常栽培の場合は、畝を立て、中央に種イモを植える溝を5~10㎝ほどの深さで掘り、株間30cmくらいの間隔を空けて溝に植え付けます。種イモの間には化成肥料や堆肥などをひとつかみ程度まき、その後覆土していきます。

 

マルチ栽培の場合は、上記の植え方をしてからマルチをかけても良いですが、私の場合は、超浅植えにしているので、ほとんど溝を付けずに土の上からイモを押し付ける程度の深さで植えています(以下のような感じ。この後にマルチを張ります)。

ジャガイモの植え付け

ジャガイモの植え付け

 

芽かき

ジャガイモの芽が出て、草丈が10㎝程度になったら、元気が良い芽を2~3本残して芽かきします。種イモが抜けてしまわないように、芽の付け根を抑えながら引き抜きます。私は良く途中でぶちっときれてしまいます。

通常栽培の場合は、芽かきをしたタイミングで追肥と土寄せを行ってください。

また、1回目の土寄せから2~3週間を目安に2回目の土寄せを行ってください。

ジャガイモの芽かき

ジャガイモの芽かき

ジャガ芽挿し栽培

引き抜いたジャガイモの芽は、もう一度土に挿しておくと、根付いてジャガイモが収穫できます。以下のようにジャガイモの芽を15㎝~20㎝間隔程度に植え付けします。あまりにも乾燥が続いていたら水をあげると定着率が上がると思います。根付くまでは少し面倒を見てあげてください。

1つの芽から出来るジャガイモの数は少ないですが、株間が狭いので、思ったよりもトータルでは収穫できますので、スペースに余裕のある方は挑戦してみてください。

一つ注意点は、収穫までの期間が短いため、インカのめざめなど極早生種で小さいイモの場合は、食べられるサイズまで育ちにくいので、気を付けてください。私の場合は、キタアカリやシャドークイーンは問題なく収穫出来ました。

ジャガ芽挿し栽培

ジャガ芽挿し栽培

収穫

ジャガイモの地上部が少し枯れてきたら収穫時期ですが、試し掘りなどして適期を見極めると良いと思います。また、採れたてを味わいたい場合、少し早めから生育の良さそうな株から収穫を始めると、長期間掘りたての新じゃがが味わえます。

私の場合は、3回ほどに分けて植え付けをしているため、収穫時期もずらしながら食べる分+α程度を徐々に収穫していき、最後に残りを一気に収穫するような形です。品種も晩生種やインカのめざめなど極早生種を混ぜると収穫時期をずらして、長期間掘りたてを味わって楽しむことができます。

 

下はキタアカリの収穫です。

ジャガイモの収穫

ジャガイモの収穫

 

こちらは超浅植えマルチ栽培のシャドークイーンの収穫です。

シャドークイーンの収穫

シャドークイーンの収穫

ちなみにジャガ芽挿し栽培はこんな感じで収穫できます。こちらはインカのめざめなのでかなり小さいイモとなっています。

ジャガ芽挿し栽培の収穫

ジャガ芽挿し栽培の収穫