家庭菜園での摘芯や整枝のタイミングは?作物毎に摘芯や整枝を整理してみました!
家庭菜園での摘芯や整枝のタイミングは?作物毎に摘芯や整枝を整理してみました!
今回の概要
先日、追肥のまとめをした際に、わかりやすいとのコメントを頂いたため、調子に乗って第二弾の摘芯や整枝のタイミングと方法について整理してみました!
メインは、ナス科、ウリ科です。おまけにその他もいくつか記載しています。
私自身、まだまだ分かっていないところも多く、去年も失敗したりしましたので、今回自分で作成した記事を参考にして、きっちり管理し、おいしい野菜が収穫できるようにしたいです!
今回の内容
忘れがち、そして初心者にはわかりにくい摘芯や整枝
どうも、よっしーです!
先日、追肥のまとめをした際に、Twitterなどでわかりやすいなどコメントを頂けたので、調子に乗って、第二弾ということで、今回は、摘芯や整枝について整理してみようと思います。もちろん、この記事についても、自分で家庭菜園の管理をする際に、スマホですぐ見れるようにするためという理由があります。
(ただし、あくまで参考程度に考えてください。他のやり方もありますし、作物の状態を見て、それに合わせて摘芯や整枝の判断をお願いします)
ちなみに、参考テキストは前回と同様に以下の2冊となります。
|
|
摘芯とは
摘芯とは、ある生育段階で茎の頂点を摘んでしまう作業のことです。
その理由ですが、簡単に言うと、多くの草木は茎の頂点を優先的に成長させようとするため、頂点を摘む(摘芯)することによって、脇芽の成長を促すことができ、全体的な収量を増やすことができるということです。つまり、やらなきゃ損ですよね!
以下のサイト様にわかりやすくまとめられています。
摘心(摘芯/ピンチ/芯止め)って何?切り戻しとの違いは? | LOVEGREEN(ラブグリーン)
整枝とは
摘芯を含めて、脇芽や葉をかいたり、摘花・摘果することを言います。
目的は、作物によりさまざまですが、例えば、実の付きを制限して、実を大きく美味しくしたり、下葉をかいて、風通しを良くして病気にかかりにくくしたりなどあります。
以下のサイト様にわかりやすくまとめられています。
家庭菜園での摘芯や整枝について
ナス科の摘芯や整枝
① ナスの整枝
一番花がついたら、株を充実させるために花より下の側枝からよいものを2本選んで、主枝と側枝2本の3本仕立てにして、それ以外の側枝は摘み取る。
秋ナスを収穫する場合は、7月下旬から8月上旬に一度、すべての枝を葉1~2枚残す長さに切りつめて、株元から30cm離れたところにスコップを入れて、土の中の根を切る。そこにたっぷりと、追肥、水やりする。
② トマトの摘芯と整枝
基本的に脇芽は伸ばさずに1本仕立てにするため、葉の付け根から出てきた脇芽はすべて摘み取る。(かいた脇芽で丈夫そうなものは挿し芽栽培が可能)
花が5~6房付いたら、花の上の2葉を残して、先端をつんで摘芯すると株が充実して実に養分が届きやすくなる。
③ ピーマンの整枝
はじめに主枝1本と側枝2、3本残して、他の側枝をかいておく。その後は様子を見ながら、混んでいるところは、2つに枝分かれしたところで太い方を残して、細い方は整枝する。
一番花、二番花は、株を大きくするために摘み取る。はじめのころは、実が小さめで収穫すると良い。
④ シシトウ、トウガラシの整枝
草丈30~40cmの頃、はじめの花が付いたら、主枝と勢いの良い脇芽を2本残して、他の脇芽をかく。
⑤ ペピーノの整枝
ペピーノも基本的にナスやピーマンと同様で、草丈が15㎝程度になったら、主枝と側枝2本を残して整枝する。茎がどんどん生えてくるので定期的に整枝すると実付きが良くなる。
ペピーノは多年草であるため、冬越しさせる場合は、果実収穫後に草丈が半分程度になるように刈り込む。また、整枝した枝は挿し木で増やすこともできる。
以下、参考サイト様です。
ペピーノとは?育て方のポイントや種まき、苗植えなど栽培方法は? - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap
⑥ ジャガイモの整枝
草丈10㎝の頃に、丈夫そうな茎を2~3本残し、芽かきする。
ウリ科の摘芯や整枝
① キュウリの摘芯と整枝
下から5節までの側枝はかいて風通しを良くする。さらに小づる、孫づるは本葉2枚を残して摘芯すると実付きが良くなる。
実がつきはじめの2~3本は、小さいうちに収穫した方が株の生長に良い。株のためには、大きくしすぎず20㎝くらいになったら収穫する。
(私は去年管理不足により、巨大キュウリを何本も作ってしまい、後半に株が一気に弱まってしまいました)
② カボチャの摘芯と整枝
(その1)5~6節までに出てくる側枝はかきとり、風通しを良くする。
(その2)小づるが2本伸びてきたら、親づるの先端を摘芯する。
※どちらが良いかは、株を見ながら判断してください。
葉が混みすぎてきたら、実が付いていない枝を切って風通しを良くする。
(これをやらず去年は一斉にうどん粉病に!!収穫は間に合いましたが。)
③ ズッキーニの摘芯と整枝
基本的に不要。
④ メロンの摘芯と整枝
親づるは5~6節で先端を切って摘芯。小づるを2本(3~4本の場合もあり)伸ばす。小づる7節までの孫づるは摘み取る。小づる10節前後の孫づるに果実を付ける。
小づるは20節で摘芯。孫づるは2~3節で摘芯するが、孫づる数本は摘芯しないで放任する。
以下、参考サイト様です。
⑤ スイカの摘芯と整枝
親づるは5~6節目で摘芯。小づるは3本を選んで残し、他のつるはかく。
小づるの節の付け根から雌花が咲き、そのあとに孫づるが出るので、ここで最初に出た孫づるを摘芯すると、実のなりグセが付く。
実がついてきたら、1本のつるに2個の実を残して摘果する。さらに実がソフトボール大になったころに大玉は1果に摘果する。
⑥ ゴーヤの摘芯と整枝
基本的に不要。葉が混んでいるところを整枝して風通しを良くすると、うどんこ病予防になる。
その他の摘芯と整枝
① 枝豆の整枝
基本的に不要。
※)現代農業4月号より
枝豆の葉っぱ落とし栽培
8月に入り花芽がつきはじめた時期に、葉っぱを全て落として株をすっぽんぽんにする栽培方法。収量が増えるとのこと。
※私も今年一部やってみる予定ですが、試される場合は、自己責任でお願いします。
② トウモロコシの整枝
実入りを良くするため、上の方の一番大きい雌穂を残して摘果する。
※)現代農業4月号より
トウモロコシのわき芽挿し栽培
トウモロコシの株元から生えてくるわき芽を切り離し、挿し芽をすると活着し生育するとのこと。また、摘果した雌穂も挿すと生育するとのこと。
※私も今年挑戦してみるつもりです。
③ オクラの整枝
実のすぐ下の葉を1枚残し、それより下の葉はすべて切って風通しを良くする。
(草丈が大きくなり、株が倒れやすいので、追肥と同時に土寄せもすると良い)
④ パッションフルーツの整枝
主枝から出る新しい側枝に花が多くつくため、収穫までは絶対に剪定しないようにする。風に揺られると生育が極端に遅くなるとのことなので、ネット等にしっかり誘引すると良い。
以下、参考サイト様です。
以上です。何か忘れているような気が・・・。
少量多品種あるあるですね。自分で育てている品目を忘れてしまう(^^;